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彼岸花

 

9月の雨の後、彼岸花はいきなりニョキニョキと茎が伸びて来る不思議な花ですね。曼殊沙華(マンジュシャゲまたはマンジュシャカ)とも呼ばれ、この名前はサンスクリットからきたそうです。都会にいる人にとっては単なる花なのかもしれませんが、田んぼや畑があるところでは有益植物です。
でも、毒があるんでしょ?
そうです。ヒガンバナ科は、水仙も含め全草有毒でアルカロイドがその成分です。野生動物はこの毒を良く知っているらしく、彼岸花や水仙を畑の周りに植えておくと野ネズミは収穫物を齧る為に畑に入るなどの悪さをしないそうです。田舎の墓地などには水仙や曼殊沙華が沢山植えられているのは、土葬だった頃の名残で同じ理由かも知れませんね。
秋になると田圃の畔に真っ赤な曼殊沙華が群れをなして咲くのは中々美しく日本の原風景の一つですが、昔は飢饉の時にはこの有毒植物を食用にしたそうです。水にさらして粉にして…と手は掛かりますが、何も食べる物がない時には致し方ありませんね。そう言う意味もあって、畔に植えられているのでしょう。
最近では白花の彼岸花もあり、また園芸種として同じ仲間のリコリスではピンク等も見られます。いずれも姿かたちは大層美しい花です。揚羽蝶が彼岸花に留まって蜜を吸っているのは絵になりますね。


 
それにしても、鮮やかな花は皆さん知っていても、花が終えた後に放射状に出て来る細い葉は案外知られていないのですね。私が買い物に行く道筋でも両脇に時期になると赤い彼岸花が沢山咲きます。土地の境界に植えているお宅が多いですね。2018年は何となく花が小さい気がします。夏の猛暑のせいなのでしょうか。季節を教えてくれる花の一つですが、北風と雨にその晴れ舞台に二日で幕を引かれてしまいました。。
2018年9月19日、

投稿者

rwu6117@gmail.com

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