低木の中の可愛い唄
こんもりとした低木の中から聞こえて来る唄…チャッ、チャッ、チャッと可愛い声で鳴く、地味なコートの野鳥さんはアオジさんです。大きさは雀より一寸小さい位かな。オメメがぽちっとついた感じですね。
冬になると色々な野鳥が見られます。雀を始めとした野鳥が何やら井戸端会議を開いている時があります。ジュクジュクジュク、チチチ…。庭に米糠を微生物の為に蒔いた時は小鳥たちが「お裾分け!」とばかりにお喋りをしながら啄んでいます。野鳥たちにとっては栄養源の草の実の時期にもパーティは始まります。
其処に突如、天空から舞い降りるのがこの鳥!ハヤブサです。二階の窓からのんびりとこうした光景を見ていた私にも、一瞬何が起きたのか分かりませんでした。鳩が野鳥を襲った???目に飛び込んで来たのは、意外にも太い鳩に似た鳥の脚と特徴的な尾羽でした。
無音で我が家の屋根の裏側から小鳥たちに飛び掛かって行きました。しかし、猛禽と雖も必ずしも狩りに成功する訳ではなく、私が見た数回は失敗に終わっていました。

グレーっぽいこの小型猛禽類の鳥は秋が深まった頃にやって来て、畑の近くの林の樹に留まっているのを見かける時がありますが、攻撃に出た時は物凄い速さです。戦闘機にこの名前が付くのもさもありなん。日本に居るハヤブサの写真とは一寸違う様な気がしますが、鳩より一回り位大きい鳥で、猛禽らしい立派な、太い脚を持っています。
私がアオジに気付いたのは、こうして大きな、危険な鳥に襲われた後だったのでしょう。普段なら嫌う筈の人間が作った野菜のトンネルにへばりつくように隠れていました。人間の作った物の傍の方が危険な鳥達からは襲われないのでしょうか?
暫くすると椿の木の中に入って行きました。
雀のチュン、チュン、チュンと言うエネルギッシュな歌ではなく、アオジさんの場合は柔らかい声で唄います。鶯の薮鳴きに似ていますが、少し違います。家の辺りではチャッ、チャッ、チャッは大体アオジさんの事が多いですね。
時たま、チラリと姿を見せて呉れますが、地味なコートは低木にカモフラージュされて中々発見されにくいです。
2018年9月

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タグ: 垂直仕立て栽培