獲った猫に権利がアルにゃん!

トラ子(2歳オス)がね、蛇の頭を銜えて意気揚々と歩いていたのね。ダラリとした蛇の尻尾はトラ子の長い尻尾の下で地面を引き摺られている。
日頃、気の弱いトラ子からは想像がつかない堂々たる歩み。カッコイイ、トラちゃん!長男格で、優秀なハンターである福も、妹のべべも羨ましそうにトラ子の周りをうろうろと歩いている。蛇はちょっと前に散々叩かれたから、命の火が消えようとしているようだ。遠目なので、蛇の種類は分かりにくいがヤマカガシのようだ。長い割には細いので、余り年数が経っていないのかな。
毒蛇を相手にしている時は猫に下手に声をかけない方が良いんだよ。猫たちの集中を逸らしちゃうし…。離れて見ていたら、猫達は一瞬、私の存在に気付いたけど、目の前の蛇の魅力の前に私の事はすっ飛んでしまった。近頃、獲物を捕ったら私の処に持って来なくなったなぁ。主に見せると取り上げられてしまう、と思っているらしいのね。
2時間ほど、猫たちは蛇を弄んでいたかな…トラ子が飽きた処で福が蛇を貰って、最終的にぐったりとした蛇はべべに譲られ、トラ子は毎日のナワバリ巡回に出かけて行った。べべは寝転んで蛇を弄んでいた。べべの目がキラキラと光って…人間だったらキャッキャッと声を上げて楽し気に叫んでいるところだろう…。ヒトには理解し難い。
暫くすると、蛇の死体を放置して猫たちはどこかへ行ってしまった。近づいてみるとやはりヤマカガシであった。猫は本能的に蛇が毒を持っているかどうかを判断しているようだ。町の人は蝮を怖がるが、ヤマカガシの毒性はエラブウミヘビと同じ神経性のもので、血清を用意している医療機関も少ないから危険だ、と聞いた。私も庭で何回か見かけた事があるが、比較的おとなしい蛇なので、こちらから攻撃しなければ普通は無害に近い。
30年前に家を建てた時は色々な蛇がいたが、今は青大将、シマヘビ、ヤマカガシ、タカチホヘビ、ジムグリ位であろうか。行動する時間帯がヒトとは違うのでめったに会う事は無い。
2018年8月23日
 
 
 

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