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月と農業

現代農業の出版物で「月と農業」と言うタイトルの本があった。残念ながら、引っ越しの際に手放してしまったが。
本は南米の口伝を元にしているが、アジアでも実践されて来た知恵である。恐らく日本でも明治維新前までは、ごく一部は戦前まで農家で実践されていたのではないか、と思われる。実際、今でも地方の大工さんは自分の山から樹を伐り出す際には、休眠期の新月の前日か当日に行うと言う。木材となる時には当然乾燥させるわけだが、元々の水分量が違うので、乾燥しやすく、虫食いがなくなるという。
それは私達が園芸支柱に使う篠竹でも同じ事が起きるので、新月辺りで伐られた竹を頂く事にしている。私は月と農業の信奉者である。

大まかに説明をすると、新月後、満月に向かい植物達の体液は徐々に上昇し、満月を過ぎると下がり始める。恐らく、昆虫や動物も同じ事が体内で起きているのだろうなぁ。実際に変化はあるし…。
話を戻そう。
太陽の周りを地球が回っているが、地球には月と言う衛星がある。これが太陽光を反射し、満月の時はレフ板となって地球に太陽光を反射させる。その光は地球のかなり深部まで(忘れたので不正確)達するというから、驚きだ。その時、根の活動は光を嫌って鈍くなる。
月が太陽と地球の間にあり、光を遮って呉れるのが新月だ。この時、根の伸長は活発になると言う。
また、月の引力で潮の満ち引きが起きるが、同様に植物の体内でも変化が起きる。満月時、植物の体内で体液が上昇し、花が咲き実が充実し:体液が根の方に下りた時、根菜類は太り、根は発達する。

満月時に、蟹や魚が産卵する事は有名だが、地上でも昆虫の産卵は満月前後が多い。だから、プロ農家さんは満月の後3-4日した処で、殺虫剤を散布し、孵化したての小さな幼虫を殺す。これが農を生業としている方にとっては一番効率が良いであろう。
さて、実践して思って居る事で、書籍で読んだのとは違う点が少々ある。その辺を編集部のご担当者に電話で問い合わせた処、口伝集なので、ある程度の矛盾は仕方が無い、と考えていらっしゃる様だった。挿し木や移植、種イモの植え付け等をする際に新月の前後が良いとあるが、私は何回も失敗した。

寧ろ、月の光が地中へ到達する量が減り始める事を植物体が意識出来るとすれば、満月の4日以降に根は喜んで伸び始めるのではないか、と考え実践して成功している。植物が変化を感じている事が肝心だ。
只、引力の加減で体液が下降する時期に、枝を切ったりする剪定は行われなければ、植物の健康状態への影響も大きくなる。
根菜類の収穫も、例えば種イモとして保管する時は芋の水分量が少ない方が保管し易いから、満月前が良い。逆に瑞々しい芋を楽しみたければ、下弦の月から新月の間に収穫すると良い訳だ。

普通の種蒔き(葉物以外)は三日月から満月に向けて行っている。
 
 
 

投稿者

rwu6117@gmail.com

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