発光現象と地震雲
日本列島は大陸から押し出され、太平洋側から押し返され、更には北側からはユーラシアプレートとやらに押され、南からはフィリピンプレートなるものに突き上げられているらしい。地図で見ると日本海溝際の崖っぷちに立たされているみたいに見える。
しかし、沢山ある火山のお蔭で温泉もいっぱいある。自然災害の無い時はこうした恩恵をたっぷり楽しめる国だし、其の景観の美しさは大陸のダイナミックさは無いにしても中々良いものだ。
勿論、日本は昔から沢山の災害を被って来ており、以前図書館で日本の災害史を調べたら、ほぼ日本史そのものであり、災害がある度に元号が変わる。地震と津波は必ずしも連動するとは限らないが、日本史に大きく影響して来た。今更ながらに災害に多く見舞われる国である事を認識した。
大火、台風、津波、地震、飢饉とある中で、地面が鳴り響き、音や光を発し、地が裂ける地震は昔から人々を苦しめて来た。予知出来たら、と誰しもが願うが、学問的に研究の価値がないとは言わないが、多額の予算がつぎ込まれている割には成果が見えないのは素人の僻みであろうか。何十年も大地震予知の話を新聞等で読んで来たが、此処は違ったと言える物はあたのか?最近では学者の中にも地震は予知できない、と言い切る人まで現れた。
片や、GPSやラジオ電波の変化で地震を予測するプロも居る。3.11.を経験するまでは変化を捉えた情報を逸早く手に入れたい、と思って地震雲なる物に関心を寄せた。しかし、3.11.後はどんなに必死に生き延びようとしても、人夫々運命がある様な気がしてきた。
難しい事は分からないが、自然を観察する事である程度の予測をする事は出来るのではないか、と思う。民間伝承と言われる物にも役に立つ物がある。地震雲は全国的に観られる現象であろうが、海にほど近いこの町に引っ越して丸三年が過ぎたが、此処では東京では観察出来ないものがハッキリと分かる現象がある。
それは海の上がぼんやりと赤味を帯びる発光現象である。我が家の二階から真東に丁度山と山の重なり合っている箇所があり、その少し向こうは海になる。北東から南西に至るまで海に囲まれているのであるが、海の上に現れる発光現象が見えるのは、我が家の場合、真東と南になる。南には漁港や海水浴場がある。
日が落ちて、辺りが暗くなると、其の二方向がぼんやりと赤味を帯びて来る事がある。気象庁の地震の震源で名称がつけられているのがこの辺では、千葉県東方沖、千葉南東沖、千葉県南部になるが、特に震源が近い処で、エネルギーが溜まっている場合は、震源地が我が家から見て南西方向にあっても、真東の空の低い部分の赤味が強くなる。発光現象と言ってもピカピカと電の様に光る訳ではなく、どちらかと言うと鈍い光だ。雨で煙った様な感じだ。。
大きな地震が来る前は、赤味が強まり、陽炎の様にゆらゆらしている様に感じられた。2018年7月7日20時23分に千葉県東方沖(北緯35.2度、東経140.6度)を震源とする最大震度5弱(M6.0)の地震があった時、発光現象は東と南の海の上に現れた。いつもの赤みとは違う陽炎の様な揺らめきをこの時初めて意識した。南の方まで赤味を帯びるのは頻度としてそんなにある訳ではない。
2018年9月10日23時58分に千葉県南東沖に比較的強い地震(北緯35.1度、東経140.3度)があり、最大震度4(M4.8)を記録した。この日は昼間にも我が家から見た西側の丘の上にはっきりしたかぎ状雲が現れ、その尻尾は南西方向に向いていた。
この日は偶々昼寝をしてしまった為に目が冴えて眠れず、夜中に起き出した。ふとガラスの向こうを見ると真東がいつもより赤く、ゆらゆらとしていた。真夜中なので何をするでもなく、諦めて眠りに付こうと横たわって10分位で家がガタガタと揺れた。
二階で寝ていた福(猫、雄2歳)は慌てて一階の猫の出口から飛び出して行った。翌日、私の傍に中々来なかった。私が家を揺らした犯人だ、と思っているようだ。

9月15日にもほぼ同じ丘の上に、小さなうろこ雲がびっしりと並び、やや複雑な交わり方をしながら現れていた。そして20時11分に千葉県南東沖、最大震度1、M3.4が来た。やはり、真東がいつもより赤かった。
科学的根拠なぞ、何もない。只、変わった雲だな、と思い、その夜に発光現象を見ると、その後地震が起きる事が多かったと言う経験値である。
勿論、何処の家からでも見えると言う類のものでは無いので、町の皆が知っている訳ではない。夜間の空は写しても写らないので、残念ながら写真は無い。
2018年9月16日

-
タグ: 垂直仕立て栽培