私ってブキッチョなんですよねぇ
自分用のネックウォーマーをロシアのHATUNA FORTUNAさんの動画の一つを見ながら編んでいましたが、色々と感じる事がありました。
日本では編み物も几帳面に表編みは針に掛る向き、糸のすくい方も”正しい方法”を教えます。私も自己流の編み物を機械編みの教室で手編みを教えて頂いた時に”正しい方法”を教わりました。
そのままやって来ましたが、ネットの時代になり、アメリカやイギリスの人は同じ様に編んでいますが、ロシアや南米等違う編み目の向きや糸のすくい方がある事を知りました。確かに動線の問題もあり、効率的な事も大切でしょう。
今回、実際に変わり一目ゴム編をした時に、編み目の向きによって編み易さに違いが大きく出る事を発見しました。きっとこういう事は沢山あるんだろう、と思います。そこで、自分なりに編み目の向きを変える糸のすくい方をしました。普段の動線が短い編み方とは少々違います。

写真はpixabayからの借り物ですが、正にこの女性がしているスヌード(スコットランド生まれの輪になったマフラー)が変わり一目ゴム編です。糸の太さもあるかも知れませんが、ニットの帽子の一目ゴム編みと目の大きさが違いますよね。
未だにネットの編み物サイトでも、動画でも、アメリカ式、フランス式を取り上げている事があります。私の若い頃も同じでした。友人もその時洒落た感じのするフランス式、またはアメリカ式を取り入れていました。実際に『あなたはどちら?』と聞かれたこともあります。
しかし、フェアアイルの様に多色の編み込みをする場合、色糸が左右にあり、時としてアメリカ式、時としてフランス式を両方使い分けないと編めません。フェアアイルの多色編みを経験してからはXX式なるものに拘る事は無くなりました。

フェアアイルの編み込みはもっと複雑に模様が入りますが、一番イメージに近い借り物写真です。
既製品が世界に広まる前、編み物が世界の家庭で編まれていた頃には色々な編み方があったのではないでしょうか。教える上ではどちらかに統一した方が日本人の場合はやり易いでしょうが、自分で楽しんで編み始めたら、もっと自由に編み物を楽しんで良いのではないでしょうか。
買った糸には、適正な針の番号が書いてあるけれど、これも使い様ではないかなぁ。細い糸を極太の針で編めば柔らかい編地になります。風を通さない程確り編みたければ細い針で多色の編み込みをすれば良いですよね。
私は持ち前のブキッチョです。小学校では通信簿の家庭科欄は2が付いていました。それが社会人になって、自分で買えるセーターやニットはしょぼい!欲しいニットは高い…それも目玉が飛び出そうに高かったのです。
住んで居たのは練馬区でしたが、中野までバスで出てJRを使っていました。いつも行く中野ブロードウェイの本屋さんの一つ上の階には、オートクチュール等があり、その中にショーウインドウにいつも豪華なニットドレスや素敵なニットスーツを置いている編み物教室がありました。『こんなの編めるの!?』機械編みなら、叔母もやって居たし、機械編みなら手編みと違って編み機がやってくれるのだから、と習いに行きました。でも、編み機もブキッチョな人には結構冷たかったのです。
学校のように、一定の時間内に何かを仕上げ、先生が点を付ける。そう言った環境では私は家庭科において全くの落ちこぼれでしたが、この編み物教室で私は大事な事を体験する事が出来ました。ブキッチョな私でも人の三倍基礎を励めば、器用な人達を抜く事が出来るという事でした。
同じ時期に入った方達がどんどん進んで、ベスト、セーターを編んでいる中、私は基礎も基礎、機械編みのゲージのとり方を習っていました。先生も大変だったみたいです。夢は大きいけれど、現実は厳しかった…。
社会人になってからというもの、何故か大嫌いだった家庭科系の事が好きになり、今に至っています。今、手芸が苦手、或いはある手芸だけは苦手、という方がいらしても、全然気にしないで下さい。やれば出来るチャンスは誰にでも公平に与えられています。でも、上手になる切っ掛けと時間は人それぞれです。
私のブキッチョは今でも続いています。只、下手な横好きで色々な事に直ぐ首を突っ込むので器用な人なのでは、と勘違いされる事が多いです。沢山、編んだり、縫ったりしていると、他人様はそう思う様ですが、そう思われる事は私は面はゆい事なのです。
そう言えば、今の若い人達は玉巻糸をそのまま編むんですね。私が機械編みの先生から一番煩く言われたのはカセクリ、と玉巻でした。

毛糸は重くないけれど、嵩張るから出来るだけキュッと小さく巻いた方が業者さんにとっては良い筈ですよね。メーカーさんや小売店舗さんは出来るだけ沢山毛糸を並べたいから、工場に余り大きく巻きあげるな、と指示を出すだろうし…。運搬でも一巻きの大きさは結構重要な要素ですよね。
だから、玉巻をし直さない人が居るけれど、というか今の人達は蒔き直しなんかしないもんね。ふんわり仕上がらないから、それは絶対に良くないよね。一回目の巻と二回目の巻では、純毛毛糸であれば大きさが半径で1cm以上違うんですよ。

上の写真と比較すると毛糸の玉が乗っている台が下の写真では見えなくなりそうですよね。実際、真上から見ると全く見えません。

機械編みを習って、カセクリ器と玉巻器で準備をする事だけは身に着きましたね。

-
タグ: 垂直仕立て栽培